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「美味い」だけでは繁盛しない時代。

現代の飲食店が繁盛するために何が必要かと問われたら 私たちは迷わずに「繁盛するための業態づくり」と答えるでしょう。そして「業態」とは何かと言うと、それは「ビジネスモデル化」です。
飲食店にとって「他店よりも美味しい」ということは繁盛する上で重要です。それは不変の定義で、今も昔も変わらない。
では何が変わったかというと、それは「世の中に溢れ出る情報の量とスピード」です。
ひと昔前は、お店の存在を知ってもらうために「新聞折込のチラシ」や「フリーペーパー」などのような「お店側からお客様に送付するもの」を活用して効果を得ていました。
店による「差」と言っても、その入れ方やチラシの作り方、媒体の選出やタイミングのノウハウなどでしかなく、資金力のある大型店、チェーン店が地域全体にチラシをばらまくと、小規模の個人店舗は「個人店らしさ」をアピールしてある程度の「共存」を果たしていたのです。

「店舗運営」と「繁盛するための行動」はノウハウが別。

しかし、スマホが世の登場してからのいわゆる「飲食店のマーケティング」というものは、それ以前と比べて全く別物になってしまいました。
人はお店を探すときにスマホで検索し、SNSを使ってお店の情報を正確にキャッチして、それらを見比べながら「行く店」を選択するようになりました。
つまり、業者に任せて人通りが多い場所に派手な看板を掲げることだけでは「お客様に与える情報」としては少なく、現代の人たちが「お店を選ぶ方法」との大きなギャップが発生してしまうのです。
そのことがどれほどまでの「チャンスロス」なのか。それを測るために、例えば あなたが今から渋谷で友人とステーキを食べようと考えているとして想像してみてください。センター街あたりを歩いて看板を頼りに店を探すでしょうか。それとも電話ボックスに入ってタウンページで探すでしょうか。
おそらくほとんどの方がスマホで検索するか、ぐるなびなどのアプリを使って探すことでしょう。それが現代の常識になっているし、それほどまでの情報量が今や瞬時に取り出せる世の中なのです。

行きたい店候補に入るために

飲食店という店舗は「食べ物を提供」することでお代金をいただく商売です。 私たちは「店舗運営」をとても重要な繁盛ノウハウだと思って様々な具体的なHowToを構築してきましたが、そもそも「行く店に選ばれなければお客様を喜ばせる店舗運営はできません」。 したがって、「来てくれたお客様をもてなす店舗力」と同じくらい重要なことが「行きたい店に選ばれる」という事実そのものです。 それは同じノウハウではなくまったく別物です。あたらめて勉強する必要があるし、あらためて取り入れる必要があります。 ひとつ明確にわかっていることは、その両方を戦略的に取り組まなければ「行く候補にもならない」という厳しい現実が待っているということです。 いや、すでに気がつかないうちにジリジリと売上が下がっていき、気が付いたときには手遅れになることもあるのです。

今こそ「店舗ブランディング」を。

販売促進やキャンペーンなどは「店舗運営」として、四季や周年などルーティンワークとして「52週計画」を立案して計画的に考える必要があります。
それは「美味しい料理」を提供することや、「気持ちの良い接客レベル」を保つことや、「清潔な店舗でお出迎えする」ことなどの延長線上にあります。
飲食店だけでなく、「食」というジャンルに季節感やシズル感は重要で、それを「思いつき」でやらずに計画に落とし込むことは、お客様を喜ばせる飲食店の基本です。
私たちの考える店舗運営とは、店舗がやるべきことを明確にして「意図的に、計画的に取り組む」ということをプロデュースするものです。

また、店舗そのものや業態イメージ、USP、他店との具体的な違い、利用動機などを意図的に「発信する」ためにマーケティング・ノウハウを提供しています。
WEBを使っての「発信」や、広告戦略など、そこは専門家としての領域になります。
もちろん店主自ら勉強して覚えるコースもあります。しかし私たちの考え方は、「店主は店舗運営をピカピカに尖らせてほしい」というものです。
だからこそ、WEBなどの発信を「直感的に伝えることができる」ように、ブランディングすることが重要になってきます。

「魅力を伝える準備ができていない店」が、いくら広告を出しても「伝わりません」。
ブランディングは、あなたの店の価値を正しく伝えるための、いわば「武器」なのです。